暮らし
#181
柳 宗悦
岩波文庫
「馬乗提灯」「竹飯櫃」「長火鉢」「簑」。ひと昔前まで日本人の暮らしに欠かせなかった生活道具。その美しさに魅了された著者は20年近い歳月をかけて「手の国」日本を訪ね歩いた。姿を消しつつある郷土品の数々が輝きを放っていた頃の日本が垣間見える民藝案内書。
#154
いとう せいこう
毎日新聞社
8年間1度も咲かなかった月下美人が大切な一夜に突然咲いたり、戯れにやったあんずとボケの自己流人工授粉が成功したりと、都会の小さなベランダに数々の奇跡が起こる。99年講談社エッセイ賞を受賞した『ボタニカル・ライフ』の第2弾。
#152
千松 信也
リトル・モア
獲って、さばいて、食べる。狩猟8年目、33歳の猟師の暮らし。京都に住む若者はいったい何を思い猟師になったのか。自然と共にある生活から、現代の食卓を見つめなおす。獲物の解体や、調理方法、ワナのメカニズムを写真と図で詳細に解説する。
#145
岡尾 美代子
BOOK PEAK
スタイリスト・岡尾美代子が集めた「物」を写真家・羽金知美が撮り、イラストレーター・塩川いづみが絵を描いて、写真家・ホンマタカシがエッセイを寄せ、菊地敦己が一冊の本にまとめた。
#144
野田 善子
マーブルトロン
プレーンなデザインと、使い倒せる「道具」としての完成度が魅力の「野田琺瑯」。映画会社勤務を経て野田琺瑯に嫁ぎ、主婦の視点から「開発・改良」に携わってきた野田善子がさまざまな容器やその使い方を紹介する。
#143
平松 洋子
毎日新聞社
「毎日新聞」日曜版の人気連載。グールドのピアノ椅子、靴下を食べる靴、レース編みのすきま、セーターを穿くおじさん。日常にはこんなにもたくさんの奇跡がある。第28回講談社エッセイ賞受賞第一作。
#142
平松 洋子
イースト・プレス
ひとりでむっつり食べる味。照れ隠しに大騒ぎでみんなで食べる味。好きな人とふたりの味。慣れ親しんだ味や、だめな味。生きることのおかしみやせつなさは、そんな味覚のごった煮の中にある。
#130
清家 清
住まいの図書館出版局
戦後住宅史に残る名作といわれた清家清の「私の家」。1950年代から設計されたこの住宅では、日本建築のエレメントや伝統的な住まい観と、近代建築の手法とが見事な調和を果たしていた。建築家自身が住み継がれてきた「家」を語る。
#129
後藤 暢子
住まいの図書館出版局
日本の1970年代を代表する住宅建築、伊東豊雄設計の「中野本町の家」が97年に姿を消した。その20年間を、施主家族と建築家が各自の立場から率直に語る。
#081
横尾 香央留
マガジンハウス
「ほぼ日刊イトイ新聞」連載中から多くのファンをつかんだ「お直しとか」。エッセイも含め65篇を掲載した、新しいヴィジュアル本。「私が頼んだ作品には愛犬の顔がかくれてた。しかけますよ、横尾さんは」(樋口可南子)のコメントが世界観を表現している。
#080
横尾 香央留
雄鷄社
刺繍やニットを用いたお直しを中心に活動する横尾香央留が、大切な人のために作った作品。そのエピソードと作り方を収録。写真:ホンマタカシ 装丁:中村至男
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